当会が朝霞市議会へ提出した「保育園・学校給食の放射能測定の改善に関する請願書」が審議されます。
このたび私たちが請願させていただきましたのは下記の3項目です。
【請願項目】
1.ゲルマニウム半導体検出器の導入をお願いします。
2.放射性物質が検出された食材はHP上で実測値を公表して下さい。
3.放射性物質が微量でも検出された食材は、国の定める基準値以下であっても使用を中止して下さい。
現在、朝霞市で実施されている放射性物質検査はシンチレーション検出器によって測定されています。
この検出器では、検出限界値が10ベクレル/キログラムであり、それ以下の測定は現状では困難です。
ゲルマニウム半導体検出器であれば、放射線のもつエネルギーをより精密に1ベクレル/キログラム程度まで測定可能です。
放射性物質は一旦体内に入り込めば、排出されない限り、わずかな量でも身体に悪影響を与え続けます。
成長期の子どもは大人に比べ特に影響を受けやすく、その影響は長期間に及ぶと言われています。
現在、国が定める基準値は100ベクレル/キログラムですが、極力子ども達を放射能のリスクから遠ざけるために
より慎重に、食材の安全性を高精度測定によって確認することを請願しました。
また、測定によって放射性物質が検出された場合には、たとえ基準値以下であっても使用しないこと、
測定結果実測値をWeb公開することについて、併せて請願の項目へ加えました。
従来の1食分食材まるごと測定の他に、10月より個別食材の測定も開始されました。
一日2品目をほぼ毎日測ってくださっています(朝霞市学校給食食材の放射性物質測定結果)。
ですが、検出限界値が10ベクレル/キログラムですと1ケタ単位まではわかりません。
東日本産のさつまいもやレンコン、きのこ類、それに海産物からは1~9ベクレル程度セシウムが検出されている地域も少なくありません。1品目においては少量でも、それらを少しずつ摂取してしまっているかもしれません。
1食あたり実際は9ベクレル含まれていたとしても、測定結果は「不検出」となってしまいます。
今回導入を希望しているゲルマニウム半導体検出器なら、シンチレーション検出器の十分の一まで測ることができます。
内部被ばくのリスクを現状の1割まで下げることが可能なのです。
セシウム137の半減期はおよそ30年です。私たちは長い年月を放射能と向き合わねばなりません。
子ども達はもっと、もっと長い期間です。
給食は一日の食事の3分の1しか食べないでしょう?
そう仰る方もいらっしゃいます。
でも私たちの考えは違います。給食は、一日の食事の3分の1も占めるのです。
少しでも子ども達を放射能の影響から守りたい。それが当会の願いです。
皆様どうか傍聴へお越しください。
ひとりでも多くの方に、関心を持っていただきたいと思っています。
傍聴方法については市議会を傍聴しませんかをご覧ください。朝霞市議会の案内ページはこちらです。
どなたでも入場できます。
※ 委員会の傍聴は事前に委員長の許可が必要となりますので、議会事務局へお申し出ください。
平成26年朝霞市議会第4回定例会は、平成26年11月25日(火)から12月16日(火)までの22日間開催されます。
詳細は朝霞市議会「平成26年第4回朝霞市議会定例会会期予定表」をご参照ください。
日程中、当会が提出した「保育園・学校給食の給食の放射能測定の改善に関する請願書」についての審議は以下の通りです。記載の時間は開議時刻です。請願審議開始の目安時刻がわかりましたら改めて当サイトにてご案内致します。
12月 5日(金) |
|
9:00~ |
教育環境常任委員会 |
(第1委員会室) |
9:00~ | 民生常任委員会 | (第2委員会室) | ||
12月16日(火) |
|
9:00~ | 請願書採択/議会最終日 | (議場) |
請願書PDF版は資料室よりダウンロードできます。
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