朝霞市の富岡勝則市長と面会しました。
これまでの二度の要望書の内容に加え、改めて要望書を提出させて頂きました。
短い時間ではありましたが、市長へ直接要望書をお渡しし
私たちの気持ちをお伝えする事ができました。
今後は数週間以内に書面にて回答を頂けるとのことでした。
特に単品検査については合理的との反応も頂けたので
前向きな回答が頂けることを期待したいと思います。
平成26年7月25日
朝霞市市長 富岡勝則様
放射能から子どもを守りたい 朝霞ひまわりの会
給食の放射能測定方法について
拝啓
いつも朝霞市民のためにご尽力くださいまして誠にありがとうございます。
私たちは、2011年3月の原発事故以降、子どもたちへの放射能による影響を心配した母親たちを中心に活動をしている「放射能から子どもを守りたい 朝霞ひまわりの会」です。
さて、2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故では大量の放射性物質が放出され、東北や関東を中心として日本中が放射能の危険にさらされてしまいました。あれから早くも3年以上が経過しましたが、いまだ原発からは放射性物質が放出し続けており、事故は現在進行形で存在しています。放射能の健康への影響は数年後、数十年後に現れることもあり、日々の生活において放射能は切り離せない問題となりました。特に大人に比べて子どもへの影響は深刻である事から、私たちは放射能から子ども達を守るべく会を立ち上げ、勉強や話し合いを続けてきています。
私たちが心配している事の一つは給食です。子どもたちが毎日食べる給食だからこそ、安心で安全な放射能の含まれていないものを提供して頂きたいと願っています。その中で、まずは、朝霞市におかれましては、給食の放射能測定に関して、早い段階での測定器の導入及び整った体制で日々測定を行って頂いている事に大変感謝しています。その上で、より厳しい基準で子どもを放射能から守るために、測定方法に関しての変更点を要望書として二度提出させて頂いています。
また、給食以外にも子どもたちは学校生活において様々な場面で放射能の危険にさらされています。放射能は目に見えなく、またこの先も長く存在し続けます。今、私たち大人に出来ることを全力で子どもたちの為にしていきたいと思っています。どうか、私たちの思いをご理解いただき、ご協力を賜われますよう、どうぞよろしくお願いします。
何卒よろしくお願いします。
敬具
① ゲルマニウム半導体検出器の導入をお願いします。
現在朝霞市で導入されている機器はシンチレーション検出器ですが、その検出限界値は
10bq/kg です。より検出限界値の低く厳しい検査方法が可能なゲルマニウム半導体の導入
をお願いします。
② 給食の放射能検査は一食丸ごと検査ではなく、放射性物質の検出が予測される
食材の単品での事前検査をお願いします。
現在朝霞市で行われている一食丸ごとの検査では、たとえ高い放射性物質が含まれている
食材が使用されていたとしても一食で計測した場合は検出が難しい事が予測されます。原
発事故から3 年弱、放射性物質が検出されやすい食材の傾向は分かり始めています。被ば
くを最大限に避けるために、一食丸ごと検査ではなく、検出が予測される食材(過去に検
出されているもの、原子力災害対策本部が示した対象自治体17 都県産のもの、など)の単
品での事前検査をお願いします。
③ 牛乳は検出限界値1 ベクレル/kg 以下での定期的な測定をお願いします。
牛乳は特に放射性物質が含まれやすく、また毎食出される食材です。定期的に検出限界値
の厳しい方法での検査の実施をお願いします。
④ 放射性物質が検出された食材はHP 上で実測値を公表の上、使用を中止してく
ださい。
放射性物質による内部被ばくは、たとえ少量といえども身体にリスクを及ぼします。放射
性物質が検出された食材はHP 上でその実測値を公表の上、使用の中止をお願いします。
⑤ 月単位で納品されるものはその都度事前検査をしてください(調味料やだしの
原材料などの単品検査)。
月単位で使用される食材は月ごとの事前検査を単品でお願いします。
⑥ 産地の事前公開をお願いします。
⑦ 放射能数値の高くない修学旅行先への変更をお願いします。
⑧ 市内全ての学校で水筒持参の通年許可を統一して下さい。
⑨ プール清掃の際の汚泥の測定は空間線量だけではなくベクレルでの測定を実
施し、高い値が検出された祭は子ども達による清掃を中止して下さい。
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